基本理念
「元気でにぎわいのある県都ふくしま」を目指して
~福島再生への挑戦~
施策目標
これまで商工会議所の基本理念として、「元気でにぎわいのある県都ふくしまを目指して」を掲げ、常に「現場主義」をベースに事業展開を図ってまいりました。
昨年は「ふくしまデスティネーションキャンペーン(ふくしまDC)」による観光PR事業の推進、地元消費拡大を図る「笑顔満開プレミアム20」共通商品券発行事業、地元商店街との連携によるにぎわい創出イベント「福島駅前元気プロジェクト」など、福島復興へ向けた各種事業を展開してまいりました。また、郷土の祭りである「福島わらじまつり」の東北六魂祭出演や、昨年開催されたミラノ万博への出演など、国内外で福島の元気な姿を発信してきたところです。
しかし、東日本大震災と原発事故から5年が経過しましたが、福島は今も有事であり、非常時であることには変わりません。福島市における除染は着実に進んでいるものの、深刻化・長期化している風評被害などにより、地域経済環境は未だ厳しい状況にあります。
本年は、福島再生に向け、これまで積み上げてきた各種事業が具体的に動き出す大きな節目の年となります。本年のスローガンを「福島再生への挑戦」として掲げ、「健康をキーワードにしたまちづくり」を復興再生のテーマとし、まちづくり、中小企業振興策の推進、観光振興及び交流人口拡大の推進などの視点から、福島市の将来ビジョンを策定してまいります。
中心市街地においては、本年度着手される福島駅前通りリニューアル整備事業、大原綜合病院の移転リニューアルに伴う周辺商店街の整備事業をはじめ、今後各種事業が具体化することから、商工会議所としてこれまで以上にリーダーシップを発揮して推進してまいります。
郊外に目を向けると、東北中央自動車道福島JCT~大笹生IC間の供用開始に伴う道の駅の整備と周辺工業団地の土地利用促進など地域開発事業が進展するとともに、ハザードマップに対応した新たな基幹道路についての検討など、広域連携によるまちづくりを進めてまいります。
中小企業の経営支援については、事業所の抱える経営課題の解決に向けた寄り添った支援に努めるとともに、経営発達支援計画に基づく伴走型個社支援の強化を図り、新規創業者に対する支援についても充実を図ってまいります。
観光振興については、「アフターDC」を成功させ、その効果を継続的に発展させるため、関係団体との連携のもと各種事業を展開し、地域資源を活用した本県の魅力発信による誘客促進を図るとともに、インバウンド対策及び観光振興のあり方についての調査・研究を進めてまいります。
また、本年度は議員・役員の改選期であることから、第29期新体制としての組織の確立を図り、各種事業を展開してまいります。また、福島商工会議所創立100周年となる平成29年に向け、基本コンセプトを「地域と会員事業所の足腰を強く丈夫に!」、キャッチフレーズを「ふるさとの元気を支えて1世紀。」とし、地域経済のリーダー的存在として福島市の経済を牽引してまいりたいと存じます。
私たちは福島再生を一歩ずつ進めてまいるべく、県、市、各地商工会議所、各種団体などの連携により「オール福島」で取り組み、「福島再生への挑戦」に取り組んでまいる所存であります。
具体的な事業計画の構成は次の通りです。
- 平成28年度事業計画 [PDFファイル:1.58MB]
1.活力ある福島の創造(地域経済の活性化)
まちのにぎわいを支え、未来を創り、福島の復興と再生を推進します。
- 政策提言・要望活動の推進
- 地域開発事業の推進
- 復興・再生の推進
- にぎわい・まちづくりの推進
- 観光による地域振興と交流の推進
- 地域の祭り・伝統文化の興隆
- 消費拡大の推進
2.会員事業所の発展(企業の安定・成長)
会員事業所の持続的発展に必要な事業を推進します。
- 小規模事業者の伴走型支援の推進
- 相談支援体制の充実・強化
- 経営革新の推進
- ビジネス拡大の推進
- 事業再生・事業承継の支援
- 創業の推進
- 人材育成事業の推進
- 雇用対策事業の推進
- 各種調査・情報提供
- 業種別振興事業の推進
- 福利厚生の充実
3.魅力ある商工会議所(商工会議所の活性化)
会員事業所への支援強化に必要な足腰の強い組織づくりを推進します。
- 商工会議所の運営強化
- 創立100周年に向けた施策の検討
- 運営基盤の強化
- 事務局機能の強化
- 情報収集力と発信力の強化